タブノキと天徳院奉納
金沢市長町にある「木の花幼稚園」にて師北島國紘本人が珠姫さまのご位牌を確認したことがご縁をよび、ご命日の8月9日…珠姫まつりにあわせての居合演武奉納も今年で七度目の夏となりました。
創建当時は四万坪という広大な敷地面積をほこった天徳院境内
明和5年(1768年)以降の度重なる火災で現在では山門のみが当時の姿を残している。
その山門を望む参道の左脇 (駐車場付近) には、樹齢300年(勝手な推測)はありそうな立派なタブノキ(椨)が屹立し、火災の難をくぐり抜けてきた威厳と風格を漂わせている。
昭和58年(1983年)に金沢市保存樹林第七号に指定された計3331本の樹林が7012坪の敷地に群生し、
その親分タブノキの元には金沢市の設置した立て札があるが、ほとんど読めない…。
修理!たのむ!
さて今年の"珠姫まつり"は日曜日ということもあり、大阪からも兄弟子が駆けつけてくださり、短時間とはいえ濃い演武となった。
天徳院での居合演武時間は限られていますので、全門下生で参加できるわけではなく…
上には照明、畳の上は滑りやすく…また刀で傷をつけてしまうと、一枚だけ交換すれば良いというわけにもいきません。
選ばれし人たちだけが参加できる天徳院での奉納。
もっともっと大勢の方に見て感じていただきたい!
来年の珠姫まつりは8月9日(火) 、平日ですが是非見に来てください!
天徳院で頂戴したご朱印には"菅氏大宗祠"と書かれています。
"菅氏"とは菅原道真の子孫であると称した前田家を指し、天徳院は前田家を祀る"大宗祠"(大殿堂) ですよ。
という意味だと思う。
右側の"珠姫の寺"と書かれているのは天徳院の本堂内売店で購入できる絵葉書
銘と落款を見る限り、水彩画家故宮田耕二氏の描かれた絵葉書ではなかろうか…
写真にある"山門"をはじめ、天徳院にちなんだ八種類の水彩画八枚がセットになっている。
これはおすすめです!!
今回は撮影係りだったからか…何気に観光気分のおっとこ前でした。