エピソード1 new!
朝目覚めると、とても心地よく頭がフワフワする。
でもなんとなく視界が狭い。
飲みすぎたか?
ん?見たことのない大きなダイニングテーブルがある。
え?オレが昨日買ってきた!?
まったく記憶がない…視界も狭い…
あれこれブツブツ言っていると、異変に気付いた妻が
「病院行くよ!」
日曜日の県立中央病院で「救急扱いでいいですか?治療費割高になりますが。」どのみち日曜日は外来で診療はできない。割高であろうと診てもらわないと。
認知症検査のように記憶をたどるような質問をされ、何と答えたかは覚えていないが、「一過性健忘症かも知れません」と、救急担当の眼科医に言われる。紹介状を書いてもらい、医療センターで精密検査をすることに。
翌日の精密検査は、一時的に記憶が曖昧になる痕跡を見つけることらしいが、それはMRI検査で判明した。
少し愛想の良く気難しくなさそうな脳外科医師が言った。「いやあやっと見つけたよ。これこれ、このちっちゃいの」
「脳梗塞だね。エピソード1」

エピソードわん?
「再発するかもねえ。今回は小さくて多分直ぐに消えるだろうけれど、次は分からないよ」「エピソード2は大きいらしいけどね。まあ2年スパンでくるかなあ。」
ええー?
とまあ、血液をサラサラにするかもしれないアスピリンと、胃の炎症を抑えるかもしれないファモチジン。そして血圧を下げるかもしれないアムロジピンの3種が金蘭の友となった。エピソード2対策で血圧120未満を目指すことに。
尿に薬の匂いが混じり薬漬け感は否めないが、もう丸2年飲み続けているともはや竹馬の友のようだ。今ではエピソード1の痕跡は消えたが、毎朝の血圧チェックで数値120未満を目指すことが、まあなんともしんどいことなのだ。しかし酒は止められない。うんうん。
振り返れば、2016年頃から少し運動しただけで動悸がはげしくなり、酷い時はこのまま心臓が止まるのではなかろうかくらいに辛かった。このことが引き金となり2017年に居合を辞め、2020年に狂言ともお別れした。もともと不整脈の気があると言われたことがあったが、それは10年以上前のことだ。
この時点でなにか手の打ちようはあったはずなのだが、まあ言っても仕方の無いこと。ただ悲しいのは少しの運動で酷い動悸に襲われることを周りに理解されにくいことだった。
そして2023年には、以前と比べると動悸が治まってきたと勝手に判断し、町内や知り合いのイベントに精力的に参加したり、居合の自主稽古を始動したわけだが、その2ヶ月後に脳梗塞を発症した。無理をしてしまったのかもしれない。
そして今がちょうど発症してから2年後となる。
類は友を呼ぶのか…、後々やたらと脳梗塞を発症した人と出会ったりするが、大概の人は後遺症が残っている。その人たちと比べると、私は後遺症もなくいつもと変わりない生活ができている。
身近で自分を見てくれている人たちがいることと、小さいながらも脳梗塞を発症したタイミングの良さは、両親や可愛がってくれた親族から授かった運なのだろうと改めて感謝している。
しかしエピソード2はどうなるか分からない。
まだ還暦前で終活には早いのかもしれないが、もし急に倒れて、そのままあの世へ…となったときの為に最低限しなければならないことくらいはせねばなるまいな。
そんなこんなで2年もの間ブログを放置した言い訳を綴ってみた。
お待たせあれ。
ところで…
上記の画像は生成AI Nano Bananaで作成したものだ。
男性の脳外科医を「女医にして」というとこうなる

「若くて美しい色っぽい日本人の女医にして」というとこうなる

「サルにすればあ」としんちゃん風にいうとこうなる

生成AIはおもしろいわ笑 byおっとこまえ