投稿日:2025年12月17日

能登なゐふりて

2年前にさかのぼり2023年末

録りためたTVドラマの最終回までの4話を、どうしても見てしまいたい。「宵越しの銭は持たない」と、火事の多い江戸での蓄財は無意味だと言われた時代もあったが、今は「年越しの最終回は見たくない。」今年のことは今年のうちに。が、しかーし、まさかの年越し麻雀三半荘。三半荘とは半荘を3回で、半荘とは東場一回りと南場一回りで、東場とは……まあいい。

麻雀は嫌いではない。むしろ好きだ。いや大好きだ。

年越しの麻雀はしないわけがない

そして2024年元日

小ぶりの羽二重もち米丸餅3つ入り雑煮と焼酎をかっ喰らい、分厚い広告だらけの新聞に目を通す。そして小坂神社と高皇産霊神社へ初詣。ああ、いつものお正月。大晦日に見れなかったTVドラマ最終話でも見るか…。

TVを見ていると緊急地震速報のアラートが。

少し揺れた。

2024年1月1日 16時06分ごろ
石川県能登地方
最大震度 5強
マグニチュード 5.5
震源地 珠洲市
金沢市では震度2

おやおや、また能登で地震だ。震度5強だから少し被害が出たかもしれない。でも金沢は問題ないだろう…その4分後だった。

2024年1月1日 16時10分ごろ
石川県能登地方(輪島の東北東30km付近)
輪島市、羽咋郡志賀町
最大震度 7
マグニチュード 7.6
金沢市では震度5強

揺れた瞬間は「また能登か」だった。しかし横揺れが徐々に大きくなることに異変を感じ「外へ出ろ!」と叫びながら外へ出る。出た瞬間右斜め向かいにある家屋のベランダの一部が落下し、かるく砂煙をあげた。 揺れは大きくなり、1分弱続いている。他に誰も出てこない。

家の中へ戻ると、長男は部屋で立ち尽くしスマホで情報収集。次女はダイニングテーブルの下。長女はスマホ片手に「聞こえーん」とブツブツ。妻は揺れるテレビを懸命に押さえている。

「コラー!外へ出ろーー!!」

この間ずっと揺れている。体感で2分弱だろうか。長く大きな横揺れ。

自宅は建築年数不詳の金沢町家で外壁は土壁で覆われている。当然耐震仕様にはなっていないので、圧死だけは避けたい。

この時は能登の地震の次は金沢か、と思っていたが、全国ニュースで放送されたのか、県外の親戚から相次ぎ電話がかかってきて「能登が凄いことになってるけど、そっちは大丈夫!?」と。

金沢でこんなに揺れて、能登はいったいどうなったんだと思い、輪島の友人に連絡すると「壊滅です」

とにかく、このままジッとしていて予測不能な地震に身構えるよりも、手荷物をまとめて白山市の実家に行こう!幸い正月休みだ、空き家バンザイ!

そして、避難している1週間に被害状況を確認すると、2階の壁が少し崩れ落ち、外壁が少し傾いているくらいで、なんとか生活はできそうだ。

地震保険に入っていたので早速手続きし、罹災りさい証明書の申請手続きをした。

後々聞いたことだが、ほんの少しの損害くらいならまあいいかなと、罹災証明書申請をしない人がいたそうだが、必ず申請はしたほうが良い。

自治体によって申請方法が異なるのかもしれないが、金沢の場合は「金沢市電子申請サービス」からオンラインで申請ができる。被害のあった箇所も画像で送信できるので、撮影はしておいた方が良い。

申請後、約2週間後に市役所から2名確認に来た。「東側の壁が若干傾いたようで…」「そうですかあ?」「問題ないような気もしますがあ」「まあそれでは一部損壊ということで…」市役所からの確認は地震直後で申請数が多いせいか、外見を眺める程度で短時間だった。

しかし保険会社からの検査員は屋内へも入り、壁の傾き度をきちんと調べてくれた。2.6度の傾き。「うーん残念、3度あったら準半壊だったね」「今回は一部損壊で保険の支払いはお見舞金程度かなあ」と。

ここで特筆すべきは、罹災証明と地震保険は何らリンクしないということだ。例へば、準半壊の罹災証明書を手にしていたとしても、保険会社の独自の検査で一部損壊と認定されれば準半壊にはならない。あくまでも罹災証明書は自治体が被害の程度を証明する書類で公的支援が目的だ。

当初は罹災証明書を持っていても特に何もないだろうと思っていたが、発災から約2年弱の間に5回にわたって「能登半島地震災害義援金」が配分された。これは罹災証明書を持っていることが前提で、申請が必要だが、万が一申請を失念していても新たに申請することによって第1次配分までさかのぼって支給されるとのこと。

【金沢市公式HP】令和6年能登半島地震災害義援金の第五次配分等について

さて、冬に大地震が多いといわれるが、冬用の防災グッズの拡充もそのために出来ることの一つかもしれない。しかし事が起ってしまった時のために「罹災証明書」をどのように申請するのか事前にチェックしておいた方が良いと思うよ。

「罹災証明書」のおかげで、良い意味で地味に助けられました。あんやと

2025年我が家のクリスマスツリー

メリークリスマス! byおっとこまえ

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