にわか狂言侍とは

宴会や路上などで素人が演じる寸劇を「にわか狂言」と言ったらしい。しかし「にわか狂言をする侍」というのも愉快ではあるがそういう意味ではなく…「にわか雨」とか「にわかファン」という意味でもない。

狂言と居合を少しかじって舌を噛み「あいたたた!」と言いながらも会得した気になっている浮かれポンチなアラフィフの戯言を表現した個人的な造語で、多分にして男前なことをやってるつもりなんだけど、平地でつまづき転びそうで転ばない。たまに転ぶ。そんな「おっとこまえ」な日常に埋没している近況を高齢になった両親に知ってもらおうとブログ「にわか狂言侍」を始めた。

表現や言論の自由と知る権利などをきちんと咀嚼できないまま、技術の進歩なのか人の退化なのかを急速に成し遂げているSNSを含むグローバルなネットワークの社会に於いて、令和二年初めから情報の拡散とパンデミックという目に見えない新型コロナウイルスの拡散をきっかけに自由だったはずの表現が、潜んでいたノイジーやサイレントマジョリティーの琴線に忖度できないまま、その時々にマイノリティー思想をアップしてしまうので、なかなか誤解を招いたことかも知れない。しかもコンプライアンスやガバナンスを過剰に意識していては思うことすら語れないのだ。と、いうような最近よく耳にする難しい英語も使ってみたい。これがエビデンスなのだ笑。

そんな自己満足なブログだが、ふと気がつくと応援してくださる奇特な読者さんが増え、心温まるコメントや励ましのコメント、ごく一部だがえっらい腹の立つコメントまでいただけるようになってきた。いいぞ!っといい気になってSNSにまで手を出してしまいフォロワーも少し増えた。しかし管理することが面倒になり、そそくさと削除に踏み切った。フォローしてくださった皆様まっことごめんなさい。

そしてもろもろあって趣味として嗜んできた居合の一門にぐっばい、狂言も令和2年2月の発表会を最後に素敵なバカンスに入った。もはや「にわか狂言侍」ではなくなるのだろうという矢先に父が他界し、母もブログを閲覧できる環境では無くなった。ブログもぐっばいか…とさらなる舵切りと減速を余儀なくされたが、心機一転、サイトをリニューアルし「にわか狂言侍」を維持しながらも、アンソロジーのようなオムニバスエッセイとしてテーマごとにエッセイを集めてやんわり続けていこうかと思っている。もちろん不定期更新。ダウンシフト万歳! 減速しすぎて消滅するかもしれないが笑。

アクセス数など気にしない。アフィリエイトなどする気もない。その時そのときの思いを書き込むことで自己満足に浸るだけのブログですが、人から魔法をかけられないよう、自由に勝手なことを書いていきたい。そんなようなブログです。

人生は 節目手前で 舵を切る by おっとこまえ

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