投稿日: 2014年7月29日

国立能楽堂・七月定例公演 【磁石・龍田】

和泉流狂言師の炭哲男先生より1週間ほど前に

「今度東京に呼ばれて…」

「萬先生と万蔵と磁石をする…」

「25日…」


って早く言ってよ~


チケット取れるかな~??

「あ~取れる。満席になったことが無いから…」


ほんとかな~?


GB席しか残ってない…しかもギリギリ…

因みにGB席とは”グランドボックス”席のことで脇正面の奥、御簾の下げられた特別室のような場所。

国立能楽堂GB席から望む舞台

たまたま偶然にも仕事を休日にしていたので、宿泊先もゲットし堂々と拝観した。


和泉流狂言 【磁石】

シテ(すっぱ)野村萬、アド(見附の者)野村万蔵、小アド(宿屋)炭哲男


人間国宝の野村萬先生は八十歳を超えて尚、驚きの動きを見せてくださった。

横たわった見附の者を二度飛び越えるシーンはさらに驚きだった。

野村万蔵氏の「呑もう~!」と本当に刀を飲み込みそうな勢いと表現が素晴らしい!

あとで炭先生に伺った話だが、少し登場の遅れた萬先生に合わせて、台詞を少しずつ遅らせていたという万蔵氏。さすがです!



余談…

野村萬先生の孫弟子が炭哲男先生である。

そういえば…居合の野村條吉先生の孫弟子が北島國紘先生である。

金沢にいて両野村家と御縁をいただけたことに深く感謝します!

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